2018年10月/ #キメたがる男達 による、群馬MTB_trip

March 27,2020 Camera:Olympus TG-5


なんでこんなしんどいツアーばかりになるのか

2018年3月から、中小企業診断士の勉強を始めたオレはバイクに乗らず、勉強に明け暮れていた、2018年。1次試験で7科目中2科目を落としたため、今年度は2次試験に進めないな。合間を縫って、精神開放をせねばと思っていたところ、うちの菱風会サイクリング部隊(東京ね)のメンバーでどこかに冒険に行こうという話に。目的地は草津温泉になった。というのは、ここはロードで走っても厳しく、MTBでいっても林道が豊富という理由からだ。ロード部隊のルートはハードだがわかりやすい。MTBについては相棒であるyksj氏、略してY氏が「このあたりは林道をつないで走れますよ」というので、じゃあMTBで行くか、となった。

草津で一泊なんだが、ロード組は都内から200km程度かな?MTB班はさすがにその距離はきつい(といっても、Day2はバカみたいに走った)ため、輪行を駆使することに。

オレは昔東京で営業職をやっていたとき、群馬エリアといえばゴルフで来るところだった。遠いけどね。つまり山が豊富だ。群馬、奈良はチベットと言われるのもうなずける。ということで、まずはDay1のルート。こちらは、真っ当であり、楽しく、程よいし、見た目もいい。

Day1 Stravaデータ♡

二日分のアウトライン


Day1スタートは

この日は、まず東京から上越新幹線の「上毛高原」まで輪行で向かう。が、相棒Y氏から連絡が。メカトラで、このままでは走れない、とにかく言っておいてくれ、どこかで合流する、という。電話でアドバイスするも、部品が脱落している可能性もあるぞ。やむを得ない、とにかくオレはバイクで走らざるを得ないので先に行く、場合によっては現地隣接地まで輪行してくれ、との結論。
さて早朝の総武線快速および上越新幹線は人も少なく快適だ。コーヒーとお菓子を買って新幹線。最後部にバイクを置いて余裕の新幹線移動だ。上毛高原なんて、降りたことないぞ。降りてみた。こんなところに新幹線の駅が必要なのか、という田舎ではある。新幹線の駅があるメリットを町は享受できているのだろうか。なーんてことを思いながらバイクを組んで、ぼちぼち走り出す。当然、山に向かって走るので上りだが、MTBのギヤ比ならどってことはない。景色もよろしい。


今回のバイク

2012年ごろからだろうか、26インチのバイクを売って29erを2台導入している。1台は別ページの王滝編で出てくる、黒いCarbonal。もう一つがこれ、Salsa Cycles の、El Mariachi TI だ。円高の時に、アメリカから購入。ホイール、コンポはばらばらにして、XTとクランクブラザーズで武装。チタンらしい、スチールに近いがもう少しばね感がある素晴らしい乗り味だ。
さて、最初のオフロード、秋鹿林道に入る。知らない林道に一人で足を踏み入れることはリスクが伴う。が、もうオフロードに入ってしまうとうれしくて仕方がない。いつもバイク旅に来るたびに思うことがある。

「オレは自由だ!」


石がやや大きいところや、斜度がきついところも現れるが、整備されたエリアもあり問題なく走る。景色も、いやあ、いいじゃないですか。そこで今回のカメラテストを行う。今回のテーマは、

#キメたがる男達

なのだ。まあ、50のおっさんが一人でキメても仕方がないが、Y氏は格好いいので、オレが下がってれば絵にはなるだろう。

カメラテスト、万全である。ただ、カメラを置く場所というのが難しく、この画像に至るまでたくさんのミスショットがあるのはナイショだ。さて、霧峠を越えた。

さらに進んでいくと、謎の看板が出てきた。前後20kmくらいだろうか、こんな誰も来ないオフロードの中に、不動産屋の看板。SNSではマーケティング関係者から反響が。誰に?何を?どうやって?その深淵なる存在感は誰をも魅了した。
さて下りに入った。山を下りきり、舗装路に出る。幹線を北上すれば、四万温泉だ。相棒Y氏は、なんとか高崎から吾妻線に乗り換え、「中之条」を目指すという。あと1時間以上かかりそうだな。では、一人で四万温泉界隈で観光してメシ食うか。



四万温泉

四万温泉界隈を見て回る。四万の甌穴だかオケツだかを見て、四万温泉、その上にあるダム、また四万のダウンタウンに戻り、おしゃれなカフェのテラスでご飯を見せつけながら休憩。

この、柏屋カフェで昼食。時間もあるので、カレーのあとはケーキとコーヒー。ゴージャスだぜ。

しばらくするとついにY氏がやってきた。現状は特に問題なさそうだ。確かこの時点で14時だか15時だか。オフロードを超えて、そこからさらに標高を上げて草津温泉エリアに出るのは相当時間がかかる、せめて明るいうちにオフロードだけは抜けようと先を急ぐことにした。
次の万沢林道。ここも、なかなか素敵な林道だ。走りやすいというか、想定通りというか、MTBで走るのにちょうどよい林道だ。「通行止め」の看板があるが、ここで逆戻りすると路頭に迷う可能性があり、リスクある決断だがそのまま進むことにした。

問題は、Y氏は王滝を6時間ちょうどで走る漢。オレは1年間休んでる人。正直、ペースが合わないというか、オレが遅い。その割には頑張ったかな?途中、ツーリングなのに心拍が160を超える。
そして今回のオレが目指していた場所の一つ、万沢ストレート。オフロードでなぜこんなストレートな道が出来たかわからないが、不思議な感じで本当にストレートが続いている。ここでしっかり画像。
#キメたがる男達

さて、しばらくしてオンロードに出る。やや太めの綺麗な道だ。しばらく走ると、商店の前に自動販売機がある。一旦ここで止まり、ルートを確認する。ここから草津に行くにはルートが3つほどありそうだ。きちんとした道だと、かなり遠回りになる。Google Mapをドアップにすると、細い道が出現する。これが最短ルートだが、回り道しない分上りが続きそうだ。だが、まあこの二人なら何とかなるだろう...迷わずショートカットの道を選ぶ。補給して走り出すことには、かなり暗くなっていた。
ここは花敷温泉口バス停のところ、かな。

暗闇のペダリング

小さな村落の間のアップダウンを抜けていく。途中から、建物もなくなり、本当に真っ暗になる。オレはライト二つと予備電池を持っていたのでまあまあ明るい環境。Y氏のはキャットアイの充電タイプでやや香料が低いので、オレが彼の足元を照らす。が、こういうセッションみたいな雰囲気も悪くない。暗闇のペダリングを楽しむ。しばらくするとダムのような池が。これを抜けて、もう一つ峠を越えたら...ついに草津!と、文字にするとあっという間だな。本当は、なかなか心細くも楽しくもある、面白い時間であったのう。

ちなみに、ダム湖らしきところの明るい画像がこれ。別件で軽井沢旅行に行ったついでに草津に寄り、通り必要が全くないがつい同じ道をデリカD:5で通ってみた。あー、こんな感じなのね。

ということで、取っていた草津の宿が見えた!安心する。20時ぐらいだっただろうか。着いたら、すごいタイミングでロード部隊も到着。ああ、人がいた。仲間がいるありがたさを感じる。といっても、彼らとは明日も走らないので夜宴会するだけだが。

宴会については省略するがw、風呂に入り、楽しく飲酒。寝たのは12時過ぎ。



Day2 MTBでこんなに移動せねばならんの?

Day2 Stravaデータ♡

ロード部隊は、基本的に群馬エリアから東京方面は下りなので、余裕の移動。普通に朝起きるらしい。しかしMTB部隊は、予定ではMTBなのに、100km移動して、そこから50kmオフロードを走る予定になっている。MTBなのに100km移動。バカじゃないの?

バカでーす。

あとでデータを見ると、どうやらオンロード90km、オフロード50km、さらにオン10、かな。ということなので、3:30起床。さっとウェアを着て、コンビニに寄って朝食。4:30ごろから本格的に走り出す。林の中のワインディングをハイスピードで下っていく。ウィンドブレーカーを着ているが、ちょっと肌寒い。しかし朝の空気が気持ちいい。5時を過ぎるころからか、だんだん明るくなってきて、林の中の暗さと、空が明るくなってくるそのコントラストが美しい。画像を撮ろうと試みるが、明るい構造のOlympus TG-5でさえ露出が足りない。
幹線に出る。ここからは太い道で車も多い...と思ったが、そもそも車が少ないエリアなので、路側帯をそこそこのペースで走る。1-2時間ごとにコンビニで補給、休憩。さて、JRの駅などがあるエリアを通過する。沼田の市外に降りてきたのか。線路を超えると、次のステップに進むような感覚を覚える。だいたい線路に直角に交差すると、上りに差し掛かり、その先にはオフロードがある、という感じだ。
この画像も、お墓なんだけど、風光明媚すぎてついペダルを止めた場所。

幹線から細い道に入り、徐々に標高が上がっていく。周りは眺めのいい畑など開けたエリアから、徐々に山がちな景色に変わっていく。ついにオフロードの入り口に到達。
ここからは、栗原川林道だ。かなり長い距離。また、途中は崩れたりしているところも多い。が、それでも車が通れる範囲の抜けられるところがあり、思ったよりも自動車は入ってきていることに驚きを感じる。山菜を採ったりするのだろうか?

今日の目標地点



さて、今日の #キメたがる男達 だが、この栗原川林道トンネルだ。


もう、なんでこんな山の中で、見ている方向もばらばらの、謎の画像を撮らねばならないかは、謎である。よくY君も乗ってくれたものだ。実は昨日、おけつ、じゃない甌穴でカメラを水につけて撮った時、以前落として破損しかかっている広角レンズの中に水蒸気が残ったらしく、ちょっと調子が悪かったが、なんとか絵としては撮れた。instagramで人気なのであったww

もうしばらく標高が上がると、ダウンヒル系MTBに乗った二人とすれ違う。見た感じ、それほど奥までは行っていないのではないかという装備。時々デュアルパーパスのモーターバイクも出てくる。

さらに進むと、がけ崩れで一般的な車両の通過が難しいようなエリアが何か所か出てくる。ここで4輪車はストップだな。標高として一つ目のピークのあたりに来ると、モーターサイクルの人たちがたくさんいる。つまり、ここから先は走りやすいということだ。とはいえ、MTBは人力なので、かなりしんどいんだけどね。


難しいルート

ところで、今回はGarmin510にざっと引いたルートを突っ込んでおいた。しかし、地図そのものがないエリアであるためにGarminのルートが判別できず、向かう方向がわからなくなったのが2か所。1か所は試しに走り出したら、マップルアプリの方向と一致したので安心、というもの。もう一つは、「おかしい!Garminが差している方向と違うぞ」となり、上りを一生懸命戻ったら、「こんな走れるかい」という、大きな玉砂利が敷き詰められた、ふかふかのとんでもない上り坂だったこと。この道を見つけたときは、ちょっと途方に暮れた感があったな。しかし行くしかない。さらに、少し日が落ちてきた。今からの距離だと、7時の電車は間に合わないから8時の電車を狙って走ろう、という打ち合わせ。

この道があったことは、一度目に通り過ぎるときに気づいていた。その時、正直、ここが道とは思わなかった。だからスルーしちゃったのだ。いったん下って、ここまで登り返してきたわけだ。これ上るのかよ!乗ったり歩いたりでなんとか頂上へ。地図を見ると、ここからゴールはすぐのようだ。よし!記念にもう一枚頂上で画像を撮ったりして。




少しオフロードを下ったら、途中から整ったオンロードへ。少し細めの1車線なんだが、すごく不思議な景色だ。止まって画像を撮りたかったが、この下りで止まるというのはすごくロスになるため、そのまま走って下ってしまった。しかし、なんて雰囲気がある森なのだろうか。途中、川沿いを走ったり。ここはもう一度行きたいね(自動車で)。

その下りを一気に(といっても、かなりの距離だ)駆け下りたら、少し村落に出たところですぐに「小中駅」近くの道にぶつかる。旅は終わりだね。

季節的に、また場所的に、さすがに夜になると寒い。汗を拭いたりしてこの後の冷えに備え、また自転車を輪行袋に入れ...と、お店の横でやっていたら、そのお店(近江屋商店)のお母さんが出てきた。「あんたたち、寒いだろうから中に入りなさい」と、お店に入れてもらう。お茶まで出してもらってしまった。これは、ということでビール、お菓子、カップラーメン。オレはY氏のビールを買ってあげようと思って2本とりだしたら、彼はその2本はオレのものと思ったらしく3本買っていたが...ww

こんなところで人の親切に沁みるのも、いいね。お礼を申し上げお店を出る。駅に行って電車を待つ。この電車、「わたらせ渓谷鉄道」には初めて乗るぞ。以前、日光に行ったがそちらの方から来るやつだっけ?

続いて東武伊勢崎線特急に乗り換え、特急で東京方面を目指す。Y氏は途中で乗り換え、オレは大宮で東武野田線で家へ。

走ってみて

この2日間で地獄を見たのも確かだが、とても印象的な、楽しい旅だった。一味違う体力や装備力が問われる難しいものだが、そのスキルがあれば、とても思い出に残る。できれば、二日目の前半100kmのオンロード移動がない状態で、純粋にこの林道をもう一度走りたいものだ。はっはっは。

Note:誰に言われたわけでもないが、注記。登場人物2名は、オフロードライディングを含めた一定の経験、体力、技量、地形や地図から情報を得る能力を有する。パッキング、補給食などライディング時の装備に関する知識、経験を有している。ルートもこの時は通過できたが、通行不能時に相当距離・時間引き返すリスク、経験と適切な判断がなければ死亡、遭難のリスクが伴う。第三者に移動方面、GPSデータ開示推奨。保険必須。通常の林道であるため、ルートは公開している。人が群がる土地柄でもなく、また人が増えると締め出しのリスクがある人里近い山村のトレイルとは条件が違うので、念の為。