【Page-1】2015年5月/ 臺灣trip-台北、宜蘭、花蓮、太魯閣、台中
April 27,2020 Camera:Nikon AW-100/Sony α nex-6(S.Kusu)
それは腰痛から
「これはやばい、歩けないぞ」台湾に出発する1週間前。もともと腰痛持ちのオレは、朝会社に行くために起きた時の腰の痛みに絶望した。起き上がれない。腰痛は、バスケットボールを激しくやっていた中学時代からだ。なんでこんなに腰に気を使いながら、オレはバスケットボールをやっているのか?とかなんとか言っていたものだから、バスケでは大した成績はあげられなかった。関係ないが、左ひざはオスグッド・シュラッテル氏病にもなり、結果今でも左足が細く弱い。体重を掛けられないので、結果姿勢も悪くなり、腰もよくならないんだよな。だから人間的姿勢もアヤシイのか...。ギターを抱える生活だから尚更じゃ。昔から、「左肩がなんか上がってない?」って言われてた。体に癖がついてるみたい。で、当時は門司区のバスケの大会をなんとか突破し、北九州市の初戦で敗退したり。ところが親から受け継いだんだろうね、7リッター以上を誇る肺活量と、これまた母からもらったと思われるミトコンドリアが優秀だったのだろう、中1で中学校のマラソン大会で優勝したりしたね。その後もマラソンやっておけば箱根駅伝くらい走ったんじゃなかろうか。
それはさておき腰痛だ。ロードバイクは前傾姿勢を取れることが前提のスポーツでもある。しかし前傾できない。その朝は、よたよたと会社に行き、できるだけその後は腰を温めながらストレッチするようにした。それでも、残念ながら腰痛は改善しなかった。時々、内臓に大きな病気を持つ人が、それが分かる前に「腰が痛いんだよなあ」という風に言っていたのを知っているので、そういう面も心配したが、特にそれはなさそうで現在も生きておる。
で、仕事やら会食やらは、まあよい。腰が痛くても我慢すれば。でもそれ以降、床に座るタイプの宴会は避けておるのう。とにかく、せっかくの、楽しみにしていた台湾ツアーを棒に振るかもと焦った。が、基本的に楽天的且つ強引な性格が奏功し、当日は無理やりセントレアに向かった。
実は綿密な計画が
本件は、悪友のK氏との悪だくみから始まったように記憶している。が、なんで台湾になったのかはよく覚えていない。台湾専門のツアー会社があって、そこと相談していたら面白い提案をもらったからどうだろう、みたいな話だったかな。少なくともバイク環境はよいし、台湾は気候もいい、食べ物もうまい。パスポートの状況などを確認しつつ、秘密結社BTの漢7人が集結した。(C君がイスタンブールに帰る前にどこか行こう、という話だったらしい?)今回K氏がいろいろ調整してくれたのは、現地旅行会社アテンドだ。事前相談もいろいろしたんだが、太魯閣に上がるのは天候急変などもあり、全行程で車を付けてはどうか、という話だった。ただ雨が降るだけならよいが、まず雨が降ると標高が高いので非常に寒い。また、風が強いとさえぎるものもなく、本当に飛ばされるレベルで大変だとの話。よってお金をかけても車を付けよう、とした。これは結果、違う意味で大いなる正解だった。フライトと、現地アテンドだけ頼む形。あとの宿は、自分たちで確保することとした。が、普通、旅行会社に宿も頼んじゃっていいんじゃない?とは思っていたが、ここでさすがのK氏、まだ日本ではあまり知られていなかったAir BnBで予約していたのだった。オレ、Air BandBは、この時に初めて知ったってのは、ナイショだ。
車は、ハイエース級の車両を2台。だから運転手も2名。フルに2日間のアテンドだから、そこそこの費用になるが、長距離+太魯閣の気候変化を考えれば、リスク対応をするのは悪くない話だ。面白いと思ったのは、日ごろリスクマネジメントという言語・概念と全く関係がなさそうなK氏が、これらの周到な用意をしてくれたことである。
Day1 臺灣移動と宴会
あまりこの走る前の段階でたくさんtextを書く気はないが、さらっと移動などについて触れておこう。メンバーは王滝などでいつも一緒、首謀者K氏、イスタンブール出身のC君、浜松から参戦のSさん。また、いつも一緒に走っている名古屋組のN君、K山さん、F君、そしてオレの7名。気ごころ知れたメンバーだ。走力も一定のレベルに入っている。Sciconの〇=4輪で楽に移動、ハンドルバーをアレンキーで外さなくていい ×=4輪とも操舵されてしまうタイプなので、勝手に動く。中にフレームがある構造は本来〇だが、MTBでQRでなくthruAxなど複数のバイクがあるとちょっと面倒。日頃の収納にちょっと場所を取る。
evocの〇=MTB29erでもロードでもなんでもござれ。骨を抜いて丸めて立てておけば、まあまあ小さ目の収納できる。一部の海外フライトで横幅制限があるが、それ以下の横幅になっている。オーストラリア国内線とか。×=2輪の良さはあるが、半分を持ち上げる必要がある。女性には重い。オレも80歳を超えたら重く感じるかも。ハンドルバーを取ってしまう必要がある。Sciconに比べて柔らかく出来ていて、片側に傾いてしまう。オレのは長年使っていることもあるが、左側に倒れる癖がついていてメンドクサイ。最新モデルだと改善されているかな?
という感じだ。今回は段ボールを使っていたメンバーも多数だが、家から空港、現地での移動などに留意が必要。今回は車移動と、現地空港預けにしたから段ボール系のボックス輪行は大正解だった。K氏の、下調べパワーに感謝である。
名古屋-台北(桃園)のフライトはそれほど長くない。確かビール飲んで機内食食べて、というところか。さて桃園。桃園は松山のようなローカルな古い感じではなく、国際空港然とした感じ。台湾は何回かきているが、桃園は初めてだったな確か。さて事前に調べて置いた通りだが:
①バイクを現在のフライト用パッキングから取り出し、組み立てる
②パッケージを、荷物預かりに預けてしまう
③バイクは、旅行会社の車に積んで台北市内の宿に届けてもらう
を実施。画像の通り、荷物預かりの近くに少し空きスペースがあったので、ここで大々的に店開きをしてバイクを組む。この間、wifiやらSIMやらどうしようかと考える。オレはiPhoneのSIMフリー化をしていなかったのだが、K氏がAndroidのスマートフォンを貸してくれるというのでSIMを1個買う。便利じゃ。その後海外ではいつもSIMを買うようにしたオレ。学習したー。またこのときはみんなに輪行袋を持ってきてもらっていたので、それに入れて移動。これはあとで高鐵(高速鐵道=High Speed Railway=日本人的には台湾新幹線)に乗るとき使う。
Day2 210kmの長距離移動
ついに台湾の地を走り出す。Stravaのデータも、5:58スタートとログが残っている。早朝の台湾は快適な雰囲気。まずは都会を抜ける。いつも感じる、「オレは自由だ」な感じ。この間、右側通行に慣れていく。イスタンブール出身のC君は、久しぶりすぎて完全に日本の感覚になっている。途中、かなり早い時点で誰かが「トイレ!」ということになったので、ルート変更して「公園近くならトイレあるよね」ということで、う回した記憶があるぞ。ここでStravaのデータをアップにすると、大安森林公園に寄ってるもんね。
台湾東側、蘇花公路
最初の台北からの峠を越え、道路をスマートフォンの地図と、あらかじめGarminに入れておいたデータで確認しながら進んでいく。過去、仕事/旅行で台北、台中、高雄という西側は経験があったが、台湾東側は初めてだ。台湾は、なんとなく九州に似ていて、しばらく何もない道を走ると、時々村落が現れ、そこにコンビニがあったりする。こういうところを中心に補給した。普通のお店でもよかったけど時間を稼ぐためだ。旅行会社の人にアテンドをお願いするてもあったけどね。車はみんな高速道路を通るだろうからか、ほとんど車はいない。景色をバックに記念撮影など。
・アップダウンが非常にハード。
・道が狭い。
・見通しが悪いワインディングを車が速い速度で走っている。
・トラックが多い。それ以上にそもそもトラフィックが多い。
・事故にあうサイクリストが多い(らしい)。
こんな感じだ。メンバーには安全第一、気を引き締めよ、危ないと感じたら車でワープしよう、と話した。宜蘭の30km以上の平地から、ついに上り坂に差し掛かる。地形を見ると、九州の熊本-鹿児島の海沿いのルートを走るような感じで三角州がぽつぽつとあり、先に書いたようにそこに小さな村落が形成されている。そういう街には必ずセブンイレブンとファミマが並んでいるので、そういうお店を目標に走る。ちょうどそういう村落は、2時間走ったら出現するような感じ。旅行会社の方とも次はここ、次はここ、という感じで打合せながら駒を進める。
先に、蘇花公路の状況を書いておく。想像より広い。広い、というと語弊がありそうだが、日本のローカルな一般道レベル。路肩はないが、車もそう多くない。「環島」huán daǒを高校の卒業旅行としてやっているのが一つの流行のようで、みんな理解があることもあって、応援されたり。自分の子供だったり、自分だったりが環島するわけだからね。またトラックが多かったのは事実だがかなり間をあけて走っていくので、危険は感じなかった。見方を帰ると、4輪のドライバーの皆さん自体、マナーがいいという見方もできる。もちろん、皆さんに甘えてはいかんし、こちらもアウェイでもあるのでマナーに気を付けて走っていたつもりではある。(環島=台湾を自転車で一周すること)
ただ、ルートのアップダウンが多いのは事実で、さらにこの日は200kmオーバーの予定でもあったからノイズ波形のような地形でやられちゃうと思うので、健脚でないと楽しめないと思う。
ということで、細かなアップダウンを乗り越え、景色を眺め、また激しい雨も降ったが木の下で雨宿りをし、濃密な空気を吸い、充実した、濃密なサイクリングを楽しんだ。画像をご覧あれ。でも、すごく覚えてるんだけど、「新城」に下りる最後の下り坂、みんながすっとばして行くんだけど腰が痛くて全然走れなかったなあ。みんなを待たせちゃったもんね。
これらがすべて、というわけではないが、美しい景色、想定していたより走りやすい道、地図をみたらわかる通り断崖絶壁が作りだす雰囲気。いやあ、これは走るべきと言いたい。最後の画像はざっと雨が降ったんだが、これも土砂降りが5分くらい、その後はさっと上がってしまった。これも南国の雰囲気だね。
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Photo by S.Kusu